2020年夏

アロハニュースレター

日本のお客様各位

アロハ!
毎週金曜ワイキキのヒルトン沖花火も3月から休止で独立記念日の花火は楽しみでしたが、好天候での打ち上げ中止は初めてでした。アラモアナビーチ公園では比較的大人しく家族や小人数グループで集っていました。黒人比率少ないハワイですが、自宅待機令外されてからは、海ばかりという地元民はもう真っ黒です。観光客の少ないワイキキビーチでも夏休み中の若者や遠方からの地元民が美しいビーチと波を堪能しています。

ハワイでの夏休みは7月で終わり、"Back To School"新学期の学用品セールが例年通り大賑わいと言いたいですが、今年はちょっと寂しい感じです。8/4〜公立新学期は従来通りの教室でとオンライン授業と並行での開始です。ハワイ大学も8/24〜キャンパスでの授業再開予定。今年の高校卒業生の大学選びは深刻な悩みですが、本土の有名大学取り下げてハワイ大学を選ぶ人やギャップイヤー(休学)の選択も多く、また、エンプティーネスト(子供達を育て上げ夫婦だけの家庭)に子供達が戻ってくるブーメラン家庭が増えており、住宅需要にも影響しております。高額な大学教育は米国で大産業ですので、全米学生の5.5%占める留学生ビザ問題含め今後の流れも注視です。ハワイ州も観光だけでなく、学びの地である環境を上手くアピールできるといいと思います。第2感染拡大ニュースが日々恐怖ですが、保守的なハワイもいよいよ8月からの自主隔離免除開始でどうなるか不安と期待です。不安な状況も晴らす心地よい風吹く快晴の日々に感謝です。密でない広々な街造りにも改めて感謝。街路樹のシャワーツリーが7月は満開です。新しい街には新種であるハイブリッドのシャワーツリー(レインボーシャワー)が多いです。ハイブリッド車、電気自動車も急増したからか、インセンティブだった公共、空港駐車場無料が打ち切られてしまいました。エコ意識が高いのと大型バスの走行が少ないから空気はより綺麗で空の青さが眩しいです。道路や建物も今のうちにと修復工事が各地で目立ちます。

ホノルル一大工事のレイル計画、市長選の争点でもあります。選挙年の夏は、盆ダンスに候補者が市民と交わる姿がとてもハワイらしいと思いましたが、今年は各地のお寺などでの盆ダンスも中止。アメミヤ、ハナブサ…15人もの候補者名字に日系も目立ちますが、前市長ハネマン氏も名乗りをあげました。白人系コールドウェル市長満期後の全米一アジア系移民が多いホノルル市長選も注目です。全米国勢調査では白人比率62%ですが、ハワイでは26%。

6月のホノルル不動産の取引数は去年比戸建て22%減、コンド51%減ですが、中間価格は戸建て3.5%上昇($797,000)コンド4.4%減($399,000)です。低金利ローンの恩恵を利用し住宅需要は高まりますが、管理費負担のある賃貸投資が停滞し在庫増です。地元の方の戸建て需要は強く、価格も下がりません。制限付きでオープンハウスも可能になりましたが、近郊$1M前後の家のオープンハウスは観に来る方が殺到するので、予約制だったり人数制限で待たされたりする状況で動きも早いです。ただ、最近ローン審査が厳しく、キャンセルの取引も多いのが特徴。逆に現金で投資できる日本の方にはセカンドホームを確保しておくチャンスです。観光業で痛手のワイキキのスタジオ、1ベッドの小型コンドはダメ元価格や90日後決済(通常30日以内)、隔離なしでハワイ入りできて物件点検することを条件に入れたりするオファーでも良い縁ある取引が出来ます。本気さがあれば、売手もゆとりの方が多いので上品でもお得な取引ができる時期です。限られた土地のワイキキの平和さ、美しさの価値は永遠です。

とは言え、142万人の人口に対し去年は過去最高1,000万人以上の観光客を世界中から受け入れていた州です。観光中心ワイキキの打撃は深刻ですが、どうにか地元民でも盛り上げようと、先月からの、カラカウア通りオープンストリートが好評。今月も延長になり日曜午前中は大通りで自転車、歩行者がマスク着用でワイキキの街を楽しんでおります。ハワイはコロナ対策も成功しており、｢本土とは違う｣とハワイの米国からの独立を唱える活動もありますが、排他的にならずアロハの精神で世界の健康を祈ります。しかし、日本側もハワイからの帰国は本土と別扱いで自主隔離免除してもらえないでしょうか?安心した往来ができる日を心待ちにしております。それまで、皆様お元気で、ぜひ、当社のバーチャルツアーでお会いしましょう。第一回は7/11です。

P.Sハワイ不動産バーチャルセミナー開催情報、ご相談は東京、国際事業部でもお受けします。

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