2008年初夏

アロハ!

60年続いたアロハ航空が、3月30日(日)に翌日をもって全運行も取りやめ、と倒産発表。日曜朝で同日地元紙のWebサイトは普段の25%増のヒット数。ハワイを代表する1900人企業で、Go!航空の格安新規参入、ガソリン高と理由は分りますが“アロハ"ショックです。マイレージがパーかと些細な心配より、勤続30年、夫婦、親子で勤めていた家族も多く失業は深刻問題。ただ深刻でありながら、社員同士励ましあう、前向きなコメント、最後まで会社を称える姿見て、日本のように悲壮感でなく明るささえ出す民族性にエネルギーをもらうくらいでした。ライバル会社だったのにハワイアン航空がアロハの客を無料で空席に乗せるだけでなく、待ちの客にはホテルまで提供して兄弟会社のように計らう姿も立派。アロハ航空は無くなってもアロハ精神は健在。

車では行けない島に航空会社は重要ですが、業界低迷で日本からも便数は減る一方。逆にハワイで増えているのが、ドル安展開に資産運用先を模索してる投資家からの注目。ハワイ不動産は現金購入が29%(全米平均8%)の市場ですが、2年ぶり2千万ドル超取引は、カイルアの海辺豪邸$2200万(約22億円)で日本人現金決済。リッツカールトン・カパルアの107戸コンド販売も平均約2億円でしたが、87%が1日で売却。買手の6割が米国人、4割が日本人含む外国人と発表されました。｢抵当流れで良い物件ありませんか｣と日本から聞かれますが、話題となる抵当流れは本土では全家庭の約1%ですが、ハワイ州は0.025%。増大傾向に間違いありませんが、そこを狙うよりは在庫増買手市場では一般物件を交渉したほうが良いです。ドル安だけで強気ではいれない市場で、価格も下落傾向ではあります。潜在需要が多い人気地ですのであとは優良物件に良い交渉をして“待つより持つ!"。

期限切れも待つより、持つほうが良いと判断が多いのがリースホールド物件の底地。人気の高いワイキキサンセット、ワイキキバニアン、リリオカラニガーデンの底地権(平均8万ドル)が売出され7割以上が購入。総額は1億ドルを超えるので今年はこの取引も大。30年経っても更に30年後の価値が上昇見込みなのはワイキキならではの不動産環境。ホテル運用可能な土地付物件は貴重で今後も人気を増すでしょう。｢ノードストローム｣オープンで益々魅力的になったはアラモアナSC隣接のアラモアナホテル・コンドも土地付で良い別荘運用併用投資でしょう。日本、カナダが中心だったハワイの外国人も、今年は目に見えて、というよりアクセントで耳で分り、オーストラリア、英国人等ユーロ達が街中で目立ちます。ただ、もっとハワイが世界市場を惹き付けるには航空会社だけに頼らず、入国ビザ問題、空港美化の入口が大事と思います。

春の訪れイースター(復活祭)の週末は、社員家族とコオリナに滞在しましたが、広い庭では、子供にはエッグハンティング(卵探し)のゲーム大掛かりで無料提供され大喜び。海ではクジラの親子も見れて地元の我々も満喫。ワイキキが雨でも必ず晴れてるという楽園は、9割は白人と思われる旅行者で満室で、ワイキキとは違う米国らしさがあります。2011年にデズニーホテル&リゾートがオープンする時までには日本人への認知度も倍増してるでしょう。当社はこのコオリナ内で高級コンドの販売だけでなく、短期滞在賃貸もはじめることにしました。我々も自ら<ハワイ再発見>をしながら楽しいプログラムを創っています。今までと違うハワイ滞在をしたい方、リゾートだから贅沢に過ごしたい方、ご連絡下さい。

シニアライフ協会で気功のサークルを土曜に朝に始めました。マジックアイランドでダイアモンドヘッドを眺めながら自然のエネルギーを身体に入れさせてもらってます。最後に必ず手をこすり合わせて得た“気"を分け合います。今期の我々スローガンも “Sharing"シェアリング。ハワイの美しさ楽しさを分け合いたいというサービス精神がビジネスでも基本です。ハワイ人口を世界人口で割ってみると5400分の1でハワイ住民になってるということ。この幸運を皆さんにShareできればと思います。

マハロ。

スターツインターナショナルハワイインク

畑 華子 プロフィール

お陰さまでハワイ州最多取引リアルター受賞!
ご支援ありがとうございます。

不動産情報

オアフ不動産販売 2008年3月 月間

2008年 1 – 3月

オアフ島不動産(戸建・コンドミニアム)
1987-2007 取引件数 推移表

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