バス料金値上げへ　プリペイド方式導入

ホノルル料金調整委員会（HRC)は16日、市バス料金を値上げする案を暫定的に可決した。
提案によると、現行の1日、週間、月間、年間定期券（パス）をすべて廃止し、通勤、通学のバス利用者が1日や1ヶ月あたりに支払う料金を制限する方式に切り替えられる。

現行の制度では、大人は5ドル50セントで1日乗車券、70ドルで月間パス、770ドルで年間定期券の購入が可能となっている。
HRCの提案が市議会で承認された場合、料金は最近紹介された「ホロ（HoLo)」と呼ばれる、補充可能なプリペイドカード方式に転換され、バス利用者は1日3回、1ヶ月では30回まで料金を課されるが、それ以上は無料となる。
この制度によると、利用数が1日3回の場合、通勤、通学者が払う最高料金は1日9ドル、1ヶ月では90ドルとなる。

HRCはさらに、高架鉄道の運行開始に伴うインターモーダル（バス・鉄道の一貫輸送）で、共通乗車券の料金を設定することでも同意した。
鉄道は、2020年12月から、東カポレイとアロハ・スタジアム間で運行が始まる見通し。

参照）The Hawaii Hochi / December 19, 2019