9月の旅行者3.5%増、日本からは7.3%増

ハワイ州観光局（HTA）が先週発表した予備データによると、9月の旅行者数は74万1304人で、前年同月と比較して3.5%増加した。
主要市場であるアメリカ本土西部からの旅行者数は前年比5.5%増、日本からも前年比7.3%増と好調だった。カナダからの旅行者は0.5%減でほぼ横ばい、アメリカ本土東部からは1.7%減、日本、カナダを除く外国市場も4.9%と振るわなかった。

消費総額は3か月ぶりに減少し、12億ドルを超えた前年より4%近く下回った。また1人当たりの1日の消費額も199.10ドルで、前年同月の209.30ドルより4%近く減少。1人が1回の旅行に費やす金額も7%あまり減少した。

KV&アソシエーツ・ホスピタリティー・コンサルティング社のキース・ヴィエイラ社長は、「ハワイ島マウナケア山でのTMT（30メートル望遠鏡）建設計画をはじめ、オアフ島カフクの風力発電計画、ワイマナロのシャーウッド・フォレスト・スポーツ・フィールド開発に対する激しい抗議活動が連日メディアで報道されていることで、アロハの歓待を期待している旅行者にマイナスのイメージを与えている可能性がある」と、事態を憂慮している。

参照）　The Hawaii Hochi / November 8, 2019