アザラシへの迷惑行為が横行

絶滅危惧種に指定されているハワイ固有のアザラシ、ハワイアンモンクシールは地道な保護活動によって生息数が徐々に増加、人出の多い海岸でも度々目撃されるようになった。
最近では海岸に寝そべるモンクシールとともに自撮りした写真がソーシャルメディアに多く投稿されており、規定を無視してすぐ近くまで接近する違反行為も多発している。

連邦法の規定で、モンクシールに50フィート（15メートル）以上近寄ることは禁じられている。しかしインスタグラムに投稿されたハワイアンモンクシールとの自撮り写真の22.1%で、モンクシールと約10フィート（3メートル）以内に接近していることが確認された。

米国海洋大気庁（NOAA)によると、腕を伸ばして親指の大きさにモンクシールの体がすっぽり隠れるようならば、規定の50フィート（15メートル）を守る十分な距離が取られているといい、モンクシールを見学する際にチェックするようアドバイスしている。

参照） The Hawaii Hochi / October 30, 2019