カリヒ　鉛汚染の土壌を除去

連邦保護局（EPA)は鉛汚染による危険を緩和するため、カリヒのファクトリー通りの下の土壌を除去する計画を明らかにした。

州衛生局とEPAは長年にわたり、ファクトリー通りの土壌にEPA住宅地検定基準と衛生局環境問題行動基準を上回るレベルの鉛が含まれていることを認識しているが、1995年と1996年に道路が舗装されたため、住民に危険が及ぶ可能性はないと判断した。

最近になって市がアスファルトを使用した舗装を中止したことで、道路にひび割れや大小の穴が生じて鉛で汚染された土壌が一部むき出しになっている。

ファクトリー通り沿いに住む子供たちの血中鉛濃度が高いことは1990年代から知られていたが、現在も原因の特定には至っていない。

土壌に高レベルの鉛が含まれている理由も謎のままになっているが、EPAによると、1910年ごろにファクトリー通りで営業していた歯科医、標識塗装店、釣具屋、自動車バッテリー再生工場などが原因となった可能性がある。

参照）The Hawaii Hochi / October 4, 2019