老朽化「天国への階段」 市が所有権取得へ
カーク・コールドウェル市長は、先週「天国への階段」として知られるハイク・ステアーズの所有権を取得するため、市水 […]
カーク・コールドウェル市長は、先週「天国への階段」として知られるハイク・ステアーズの所有権を取得するため、市水道局の代表と交渉する意向を再び明らかにした。水道局は市に所属するが、直轄されていない半自治機関。寒暖は老朽化が進んで危険なため、数十年にわたって一般の立ち入りが禁止されているが、不法侵入するハイカーが後を絶たない。会談のふもとの住人からは、ハイカーによる違法侵入や破壊行為に対する苦情が多い。
水道局が23日に公表した最終環境評価書(EIS)は、事故が起きた場合に納税者を正規人から保護し、警備費を節約するため、所有権をほかの政府機関の移管する計画だとしている。EISによると、違法ハイカーの取り締まりで警備員の雇用にかかる費用は年間約25万ドル。
コールドウェル市長は、階段の取り壊しは道理に合わない。しっかりとした管理の下で、周辺の住民に迷惑がかからない方法を模索し、ハイカーの利用を可能にすべきだと語った。付近の公園に駐車場と会談への出入り口を設置する案や、ハナウマ湾自然公園のように、民間会社に管理を任せ、入場料を徴収する案などを検討している。
市長はさらに、ハイカーの安全を確保するため、負傷した場合などに居場所を確認できる追跡チップ(半導体)入りの腕輪の装着を求める案も考慮中だとしている。
イカイカ・アンダーソン市議会議長は、しっかりとした管理体制を整備し、改案をハイカーに開放する計画についてはコールドウェル市長に同意しているものの、次の2,3ヶ月の間に決断しない限り、実現の可能性はないとしている。
水道局によると、会談の撤去にかかる費用の見積額は、最高100万ドルという。
キャスリーン・パヒヌイ報道官は、環境影響評価書の作成を待って階段の将来を決定すると語っている。
The Hawaii Hochi / January 29, 2020