信号装置をアートに　カイルア／カイムキ

カイルアにあるグレーの交通信号制御機箱に、地元アーティストが絵を描き、華やかさを添えている。
先週末には、ストリートアート・ハワイの計画の一環として、アーティストのグループがカイルアの町に繰り出し、信号制御機箱をキャンバスとして、それぞれが自慢の腕を披露した。
草の根団体のストリートアート社は、すでにカイムキでも同様の企画を展開している。
同団体の創始者ジェニファー・ノエルさんは、地元のアーティストを動員して、信号制御機箱に色彩を加えるというのが基本的な考えだったと説明。地味で味気なかった信号制御機箱が、今では花から鳥、カイトサーファー、バイカー海の風景など、カラフルな絵で彩られている。

カイムキでは26か所の箱に絵が描かれ、一般の反応は肯定的なものが多い。その影響で、外壁に壁画を施す商店などが増えているという。
アーティストたちは信号制御機箱を所有する市から許可を得たほか、地元の商店界から支援の寄付も集まっている。

参照）　The Hawaii Hochi / November 7, 2019